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★番外編1★なぜわたしたちはしゃべれなくなるのか

脳神経オタクのまゆみです。


私はその場にいなかったのですが、あやちゃんとゆかりちゃんから、

HADAKAハグプロジェクトで起きたむらさんが話しているときに女性3人が話せなくなった話を聞いて、「それを神経から解説するとね〜」と雑談しました。

そしたら、「それ、ブログに書いて下さいよー」とリクエストもらったので、調子に乗って書いてみます笑


この話は、シリーズでで,ずんこさんとゆかりちゃんが書いていますので、ぜひこちらを読んでから、お読みください〜。(このシリーズはまだまだ続くはず!)



このミーティングの時に必ずしもそうだったかどうかは、私はその場にいなかったので、実際には違っているかもしれません。

ですが、一般的に、こういう時にあるあるな事象として、神経系に何が起きているかについて解説してみます。


上司がグイ〜っとリードとって、動かない部下たちに「なんとかしなきゃ」を発揮している時に、部下がダンマリになってしまうと言うのは、あるあるシチュエーションではないかと思います。

私も自分がそういう場面に実際に遭遇していましたし、会社勤めしている人はそんな場面を見たことがあるかもしれません。


これは神経系からみてグラデーションはありますが、構造は同じです。

最近では、編集者とライターのセクハラ事件がスクープされてましたが、これも仕組みとしては同じです。


神経系で何が起きているか?という解説の前に、自律神経の簡単な仕組みを解説しますね。


自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスをとって働いています。

そして、この神経系はヒエラルキーで働きます。

社会的なつながりモード(副交感神経系)

 ↓

闘うモード(交感神経系)

 ↓

逃げるモード(交感神経系)

 ↓

凍りつくモード(副交感神経系)

 ↓

シャットダウン(副交感神経系)


この順番で、どの神経系をその場で使うか?を選んで働きます。


社会的なつながりモードで働いている時は、安心安全の感覚があり、お互いが交流しあって、好奇心や創造性が発揮されていく状態です。

それが神経系がその安心安全感を感じられなくなると、そのつながりモードが維持できなくなります。

そうすると、交感神経系を使って、闘う/逃げるの反応を始めます。

そして、闘う/逃げるもできないとなると、凍りつくというモードになります。

その凍りつきモードがあまりにも長く続くと、シャットダウンという、哺乳類にとって最大の防衛反応を発動します。 シャットダウンは命の危機を守るために発動する最終手段で凍りつきモードの最大級です。


これは、意思に基づく決定というよりは、反射的に神経系が選んでいます。

身体によって行われる自動的な判断です。

無意識下で行われています。

相手が、どんなに優しい態度で、丁寧な言葉遣いで、側から見たらまったく攻撃しているようには見えない場合でも、神経系が攻撃されたと感じたら、身体がそのように反応します。

だから、人によって反応が違うということは当たり前に起こります。

ここを語り始めると長くなりすぎるので、この辺で。




で、今回の「しゃべれなくなる」というのは、「凍りつくモード」になっていたのではないかな?と想像しています。


相手からの攻撃のエネルギーを察知すると、適応的に防衛反応を起こすのが人間です。


なんども言いますが、これは意思とは無関係です。


攻撃するつもりはなかった、とか、攻撃されたなんて感じなかった、というのは認知の領域なので、関係ないってことです。

認知に上がってきてないところで反応が起きています。


あと、凍りつきモードと言っても、グラデーションがあります。

まったく動けなくなる、意識がなくなるというような状態だけが、凍りつきモードではないです。

喉が詰まったようになる、声が出にくくなる、なんとかこの場をやりすごそうとする、呼吸が浅く潜めるようになる、やる気がなくなるなどの感じがあれば、凍りつくモードになっていた可能性が高いです。

会議の場などは、「逃げる」ができない場なので、過去にそのような経験をして、神経系が一度でも凍りつくモードで反応したことがあると、次から、闘う/逃げるをすっ飛ばして、いきなり凍りつくモードに入ります。

凍りつくモードになると、自分から何かアクションを起こす、ということはしにくい感じになります。

これは、自分の意思で明確に「こういう時は何にもしない」と自覚的に選んでいる場合とはちょっと違います。

意思で選んでいるときは、次のアクションも自分で選べますし、例えば、その場を立ち上がったり、「今、この話はやめたい」などとリクエストが出せる状態です。

でも、このとき女性3人は無意識に「動かずに黙る」という状態になったということなので、無意識下での第一選択が、凍りつくモードになったのじゃないかなと思いました。


長くなりましたので、次回に続きます。


番外編2は、凍りつくモードになったときの反応についてもう少し詳しく解説します。

お楽しみ?に。


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