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30%で走り出せ!とめどなくあふれ出るいまここのエネルギー

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最近、呼吸していますか?

最近、呼吸していますか?


おうちにいる時間が長くなって、パソコンやスマホやテレビを

みる時間が多くなっているのではないでしょうか?


画面を見ている時、皆さん、ちゃんと息していますか?


どんな呼吸をしているか、確認してみてください。

浅くて小さい呼吸になってしまってないでしょうか。

肩にぎゅっと力が入ったり、ずっと同じ姿勢でいて背中が痛くなったりして。


不安や緊張が強いと、呼吸が浅くなります。

逆も然りで、呼吸が浅くなっていると、不安や緊張の状態になりやすくなる、

ということがあります。


緊張したら、緩む。これが大切です。

呼吸が、深くリラックスすると、身体も緩んできますよ。

呼吸のはなし

私は、呼吸を学び、探求しています。

呼吸を学ぶ、というと、ちょっと変に思うかもしれません。


人間は、生まれてからずっと呼吸し続けてきているから生きているのだし、赤ちゃんが生まれてくるときに、呼吸の仕方をレッスンしてきたというわけでもありませんよね。

お母さんのお腹から出てきて、外の空気に晒されると、人間は肺で呼吸を始めます。

だから、改めて学ぶ必要があるのかと思う方もいるでしょう。

呼吸を知らないから学ぶ、というよりも、今まで生きてきた中で

学習して身につけてしまった癖を、自然のままの本来の形でするように、

一番自然体で楽な呼吸で生きられるように、学びなおすことが必要だった、

と言った方が良いかもしれません。

そのくらい現代を生きる大人には、無意識の癖が染み付いてしまっている

ということでもあります。





自然な呼吸とは

生まれたての赤ちゃんは、もっとも自然な状態で呼吸をしています。

生物としての人間のままで。赤ちゃんが、肩こりしたり、腰痛になったりしないのは、

動きに無理がなく、力み(緊張して硬くなる)がないから。



だんだん、おとなになるに連れて、外からの学習で、力まなくていいところでも力んだまま、力が抜けなくなったり、力を入れようとしても力が入らなくなったりしていくのです。


わたしの子どもが、赤ちゃんでハイハイをしていた頃、一緒に並んでハイハイをして遊んでいました。

そのとき、わたしは、床についた手も痛いし、膝も痛いし、腰も痛くなり、すぐハイハイで移動できなくなりました。


わたしとは対照的に、赤ちゃんはずっとハイハイしていても、全然平気。

ニコニコして、ご機嫌でハイハイし続けることができてました。

膝が赤くなったりもしない。

それは、力がちゃんと抜けているからなのです。


どこかで力んで、力が止まるとそこでロックしていて、

呼吸が止まっているまたはとても浅くなっている、

ということが起こります。


呼吸の学びの中で、これを知って体感したときに、

自分の体のあちこちの不調の謎が解けました。

わたしが今までいかに力んで、固めて、息を潜めて、止めていたかということが!


1日3万回とも言われる呼吸で、いつも力んでいたから、自然に逆らうように生きていたということだったということです。

気づいた時は、ほんとうに目から鱗が落ちまくりました。

病気になったとき、それを治癒するのは、お医者さんではありません。

薬が治してくれるのでもありません。


人間にもともと備わっている、「自然治癒力」で、回復するのです。


もちろん、お医者さんや薬は、私たちの自然治癒力を手助けしてくれます。 だけど、最終的に人間は、自分で自分を癒します。


そんな自然治癒力がもっとも高まっていて、

自分の自己肯定感も安定しているし、

回復力(レジリエンス)もある、

今ここに集中している、

いわばマインドフルネスな状態でいることができると、

とても楽で、自分の本当の自然体でいられるようになってきます。


ちなみに、マインドフルネスというのは、『今、この瞬間』を大切にする生き方」のことで、マサチューセッツ大学医学校名誉教授のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)博士が、「マインドフルネス瞑想」を医療分野に最初に取り入れ、慢性の痛みとの共存を目的としたプログラム「マインドフルネスストレス低減法」を開発したことで、世界中に普及するきっかけとなったと言われています。



身体の声を聴く


そもそも、それまで私は、自分の身体がとても嫌いでした。


自分の身体の何もかもが気に入らなくて、これを気に入るように変えることはできないと思っていました。

だけど、この身体で生きるしかないんだなーと、子どもを産んでから思うようになりました。


その頃、他人から「あなたはどうしたいの?」と問われて、答えが出せなくて悶々とすることがよくありました。


自分のことなのに、自分がどうしたいかがわからないのです。

今まで、親や上司や恋人や友達や、自分以外の周りの誰かの言うことを聞いて、正解を探して生きてきたから、自分というものがよくわからなくて、すごくあやふやでした。


その時に初めて、「身体の声を聴いてみよう」と思いました。


「考え」や「気持ち」はどこからどこまでが自分なのか、

区別がつきにくくてわかりづらかったけど、

身体は触れるし、形があるから。

ここからここまでが自分だとわかりやすい。


今まで、ずっと無視して、嫌って、酷使ばかりしてきた私のカラダに、

耳を傾けてみようって思ったわけです。

身体の声を聴くと言っても、今までやったことがないので、

何をしたらいいかわかりません。

とにかく、まずは、身体を動かすことで、自分にできることを

片っ端からやってみたりしました。


ヨガ、太極拳、エクササイズ、ストレッチ、バランスボールなどなど。

もともと運動習慣がなくて、身体を動かすことが嫌いだったけど、やってみると気持ち良いと感じることも出てきました。

でも、苦手意識が強くて、なかなか継続できない。

そんな頃、呼吸で自分を調える方法に出会って

やってみることにしました。

それは、ただ単に呼吸法というのではなくて、

自分の生き方そのものみたいなことを学んでいる感じでした。


普段の呼吸と、調整した呼吸の違いを体感すると、

毎回気づきと発見がありました。

それが身体の使い方の癖でもあったけど、思考や感情の癖でもあったことに気づいて、

呼吸の仕方でそんな微細なことまでわかるのか!と驚き、そこから探求が始まりました。


呼吸は、自分の在り方そのものを体現しているのだなと気づいてから、

気づき続けることに終わりはないんだなと思っています。



いつも自分と共にいて、しかも意識するだけで変えられるのは、呼吸だけです。


心臓のリズムや、脳波や血液の流れを意識で変えるのは難しいけど、

呼吸が浅くなった時に、深く呼吸してみるというのはすぐにできる。


始めた頃のわたしの身体はガチガチで、「力を抜く」ということが

まったくできませんでした。

力を抜いているつもりだけど、緊張が抜けてなくて力んでいて、

そのことに今までまったく気づけていなかったんだ、という気づきがありました。


脱力してゆるゆるになる、というのと、

力を抜いている、というのは違うことだ

ということもまったくわかってませんでした。


コーチの指示通りにやろうとすると、外側に意識が向いて、

自分の身体から意識が遠ざかっていくのが明らかでした。

見せかけだけうまくやろうとしているということに自分で気づいて、

そこから逃げられないので、ウゲーっていう気分になったりしました。


身体が、自分を無視して他人の声を優先させて、

人の顔色を伺ってそれに合わせているよ、と教えてくれたという感じ。

誰かや、何かに頼って、いつもいつも自分の外側に答えを求めていたのだということを、

体感を持って知った瞬間でした。



呼吸がそれを教えてくれる。

ようやく、「それは、もう無理!」って全身で言ってた声を聴くことができました。


「誰かや何かになる」のではなくて、私は私なのだ、

ということに気づかせてくれたのです。

「自分と息を合わせる」ことが、もっとも自分らしく生きるを体現していると思います。


自分と息を合わせて初めて他人と息を合わせることができるようになります。

自分と息が合っていなかったら、他人と息を合わせて繋がることはとても難しいのです。


自分の中心にいるということ

呼吸が自然にできる。

そこが自分の居場所です。


自然な呼吸でいると、自分の中心に呼吸が戻ってくるのが感じられます。

誰かや何かに頼らなくても、呼吸に戻れば、身体がちゃんと教えてくれます。


「私が私であること」の中心。


「私らしく、正直に」というのは、どこにも無理がない状態のことです。

呼吸がその場所を思い出させてくれます。


呼吸していないと、人間は死にます。



だから、呼吸は止めないほうがいい。

止めないのが自然です。


どんなときも呼吸を止めないでいられると、

どんなときも自分らしく自然でいられるようになります。

呼吸は、1日に3万回くらいしていると言われているけど、

丁寧に観察すると、一回一回、全部違っていてそのことに感動します。


毎回毎回、吸う、吐くのタイミングも、量も、長さも、全部違います。


ああ、こんなにもいろんな調整をして、わたしを助けてくれているんだなーと感じたりすることもあります。

そういう微細な違いに気づくことも面白く、

「私」という存在を知る手がかりになるなーと思っています。

呼吸がととのうことで、自分に余白ができます。


例えば、プレゼンの前に緊張している時、深呼吸したら、ちょっと落ち着きませんか?


その余白が、「いまここにある自分」という存在に戻れるのだと思います。


わたしは、自分の自然な呼吸をして余白が生まれるようになって、

「わからない」ことをわからないまま保留にしておけるようになりました。

それまでは、「わかるまでやらないといけない」と、答えを探してずっと焦っていました。

わからないことは不快で、直ちに解消したがっていました。


でも、わからないことの方が人生には多いのです。


答えがすぐに出ないことの方が、よっぽど多い。

大切なことほど、時間をかけて考えたり、感じたり、持っておくことが大事だったりします。


わたしは呼吸の探求をやり始めたら、それができるようになりました。

それは、自分で、自分をこんなにも変えることができるんだという実感でもあり、

変えようと思って変えなきゃ!!と必死に努力したということでもなくて、

呼吸をやってきた結果、そんな風になるという感じでした。

だから、今、ストレスフルな日々を送っている人に伝えておきたいことは、

自分の呼吸に目を向けてみてってことです。


あなたが自然であなたらしくもっとも力を発揮できるのは、

一番自然な呼吸をしているときです。


自分と息を合わせて、毎日を過ごせますように!

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