あやこ

2020年7月5日3 分

素人の目線から

社会的養護(家庭で生活の出来ない子ども達を、保護者に代わって社会が養育・保護する仕組み)に関わる事業、でのお仕事。

昨年まで事務業務を担当されていた方がちょうど新任の方に交代される、ということで。

その引継ぎを拝見しました。

今回はまた異なる理由での交代だったとうかがっていますが、事務の方にお願いする資金源は助成金なので、毎年同じ方にお願いし続けられるかどうかわからない、という状況があるそうです。

採用・雇用の際に助成金という要因が入ってくる、これもまた営利組織にはない難しさだなと。

新しい業務を自分が担うつもりで始める時には、

(1)なぜ、どんな意図で、何をしているのか。という、そもそもの目的と概要。関係者。

(2)だから、こんなスケジュールでこんなことをしている、という大枠全体の整理。

(3)それから、各業務の詳細、具体的な作業。

この3つがあると、動きやすいなと私は思っているのですが。

主に(3)の各業務の詳細、具体的な作業の進め方の話が多く、引継ぎも長時間にわたり。

私に何ができるか、を考え、出てきた用語や業務の性質から推測して、(1)の業務の目的と全体の整理をしてみました。
 

同じ方が続けられない可能性がある、という場合には、新しい方がすぐに理解しスムーズに業務を始めることができる、ということも大事なポイントになると思います。


 
(1)は長く携わっている方にとっては空気のようにあたり前になっていて、何がわからないかわからない、になりやすいところ。 でも初めて触れる人にとっては、何から聞いていいのかもわからない時に、(1)だけでもわかれば、自分の理解の地図になり得る。
 

 
推測した情報を含めて正しいかを確認し、全体を図解しようかと考えているところです。


 

また、行った事業の成果を追う・報告するための業務がとても多い印象でした。

どのように成果をはかるのか? という測定指標の決定と、実際の調査への協力依頼、それに付随する多数の関係者とのコミュニケーション、報告にまとめるなど。

営利組織でももちろん成果の測定は大事にされているけれど。
 
特に私のかかわってきた人の教育・育成という分野では、何をどのように測るのかが難しい、ということと、追跡にかかる工数を考えた時に、一つひとつの施策に対して具体的な測定指標を定めて、調査をして、ということまでされていない場合もよくある、と私は思っています。

でも、この事業を続ける価値がある、と提示する必要があり、そこにリソースを割く必要があるのだろうな。


 

 

 
それから、関わる方々への気遣い、丁寧なコミュニケーションも特徴的だなと感じました。
 
スピード、シンプル、わかりやすさは、ビジネスの文脈では奨励されますが、それはそっけなさと受け取られることもあります。
 
ただ、あたたかさ、丁寧さ、関係を大切にする姿勢は、送り手・受け手も時間がかかる、ということにもつながり。
 

 

そんなことを、少し関わり始めた今の状態では、考えています。

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